本日4月21日、口頭弁論が開かれ、原告の大庭有二さんの本人尋問を実施することが決定しました。
これは、前回2月24日の弁論期日の1週間前に、原告から原告本人尋問の申請をしていたことに対する裁判所の応答です(その申請の記事は->こちら)。
この時の尋問の申請にあたっては、もう1名、木暮一啓氏の証人尋問も申請していましたが、こちらについては、本日の時点では保留とし、次回の本人尋問の結果をみて採否を決定することとなりました。
二人の尋問に対し、被告は「 尋問の必要性なし」と全面的に争いました。
問題は、裁判所。しかし、裁判所もまた、
「本訴の実験ノートの作成者でも、被告の職員でもない原告や木暮氏の話を聞いてもなあ」
と極めて消極的でした。
このままでは、尋問は却下のまま審理終結→判決言い渡しという敗訴の流れが描かれていました。
そこで、この流れに掉さすために、もし二人の尋問を実施したらこんな証言が得られるぞということを先行して示そうと、代理人と原告および木暮氏との間で実際に質疑応答した記録を文字起しして、書面化したものを作成、本日の1週間前に提出し、尋問の必要性があることを裁判所に迫ろうとしました(その書面提出の記事は->こちら)。
本日、裁判所は、弁論の途中でいったん退廷し、別室で裁判官同士の合議をするなど緊迫した展開となりましたが、最終的に、 前回期日における消極的態度を翻して、原告本人尋問採用に転換しました。正直言ってそれは想定外であり、殆ど期待していない展開でした。
それは、偽情報を許さない実験ノートの公開の必要性と重要性を確信する原告大庭さんの執念が裁判所を突き動かした瞬間でした。
そこでは、既に提出済みの原告の陳述書(2)(その全文は->こちら)を踏まえ、実験ノートが私的、個人的なメモの類のものではないことを証明するため、さらに突っ込んだ証言を目指します。
市民の皆さん、公開の法廷での原告大庭有二さんのこの尋問を応援するために、ふるって傍聴に来て下さい。
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日時:6月16日(水)午後2~3時
場所:東京地裁5階522号法廷
民事3部
地図 ->こちら
東京地裁の建物全景
原告陳述書(2) 全文のPDF->こちら
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